毎日がしんどい。そんな日々の中でも、少しずつ前に進みたいあなたへ。
今日は、リワークに通っていたときに出会った一冊『ストレスに負けない技術』(田中ウルヴェ京)を紹介します。
ストレスのことを「悪」と感じていた私が、この本を通して「付き合い方」を学び、心が少し軽くなった体験をお伝えします。
リワークでの出会い
リワークに通い始めた頃の私は、毎日が精一杯でした。
何をするにもエネルギーが出ず、「もう頑張れない」と感じる日もありました。
そんなある日、リワークの本棚に並んでいたこの本のタイトルが目に留まりました。
しんどい毎日を生きるあなたへ『ストレスに負けない技術』――難しそうに聞こえるけれど、どこかやさしい響きに惹かれて、手に取ってみたのです。
ストレスは悪ではない。大切なのは“付き合い方”
「ストレスのない生活など存在しない。重要なのはストレスと『どう付き合うか』」
最初のページにあるこの言葉が、私の心に深く残りました。
それまで私は、ストレスを「悪いもの」「辛いもの」と思い込んでいました。
でもこの本を読んで、考えが少し変わりました。
ストレスは、結婚、出産、昇進などのように、喜びの出来事の中にも含まれている。
つまり、ストレスとは「悪」ではなく「刺激」であり、人生に必要なスパイスなんだと気づかせてくれたのです。
やさしく学べる“ストレスコーピング”の考え方
この本の魅力は、心理学の専門用語を知らなくても理解できるやさしさにあります。
「コーピング」という言葉も難しく聞こえるかもしれませんが、要するに“対処の工夫”。
本書では、具体的な例を通して、自分がどんなストレス反応をしやすいかを
セルフチェックできるようになっています。(私は”ヘトヘト型”でした。)
私自身、このチェックを通して、
「つい我慢しすぎてしまう」「うまく助けを求められない」
という自分のクセに気づくことができました。
それは“弱さ”ではなく、“自分らしさ”なんだと受け止められるようになったのも、この本のおかげです。
読後に変わった、ストレスとの向き合い方
以前の私は、「ストレスがある=失敗」と感じていました。
でも今は、ストレスを“敵”ではなく、“対話の相手”のように感じています。
うまくいかない日も、「これが今の自分なんだ」と受け入れられるようになりました。
本書が教えてくれたのは、ストレスをゼロにすることではなく、うまく付き合うこと。
そのおかげで、日々の波を少しずつ穏やかに過ごせるようになった気がします。
こんな人に読んでほしい
- ストレスを「悪いもの」と感じてしまう人
- 頑張りすぎてしまう自分を責めてしまう人
- リワークや休職からの回復期にいる人
- 専門用語が苦手でも、やさしく学びたい人
この本は、無理に前向きになることを求めてきません。
「今のあなたのままで大丈夫」と、そっと寄り添ってくれるような内容です。
おわりに:ストレスと共に生きる力をくれる一冊
『ストレスに負けない技術』は、ストレスをなくすのではなく、“付き合う力”を育てる本です。
読んでいくうちに、肩の力が抜けていくような安心感がありました。
しんどい毎日を生きるあなたにも、
この本が少しでも「心を守るヒント」になることを願っています。
書籍情報・購入リンク
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